「六百六十円の事情」
14作目ですね。
ひさしぶりです。
この作品は書店でふらっと取っただけでしたが、
なかなかすばらしかったです。
どう素晴らしいかを伝えるのはこれまた難しい技術なのですが、
あらすじを簡単に説明すると、
「かつ丼をつくれますか?」
というあるネットの書き込みに対して、
何人かの人々がみて、
それぞれ考えることで、
いろいろ自分の悩みと葛藤するという
文章に書き起こすとまったくわけがわからないですが、
とにもかくかくそーいう話なのです。
さわやかな読みごたえというのでしょうか。
最後のほうで、各章の主人公たちが
かかわっていくようになるのは、
まるでドラクエ4のような感じです。
僕は万人におすすめできる一冊だと感じています。